株を購入するのはお金を儲けるためだろうか。ネットの普及で今は空前の株ブーム。個人株主が増え、株を購入するのはとても簡単になった。
だが、そもそも株式というのは会社の経営資金を確保する手段である。その結果業績が向上すれば会社は株を購入してくれた株主にいろいろな形で還元する。
本来なら株を購入する人もその会社の経営に関わっているという意識を持ってもいいはずだ。ところが、今はマネーゲームとして株を購入する人が多いように思う。
デイトレーダーなど、会社にいちいち思い入れは持てない。株を購入し、それを数時間のうちに売却してしまう。
株を購入する会社がどんな仕事をしているのかも知らず、単に株価の値動きだけでお金を右から左へ移す。その結果自分の資産を増やすこと自体は悪いことではないと思う。
しかし、生業が株を購入して売却すること、となると、仕事としての意味が分からなくなる。株を購入することには経済活動への何らかの意味があるのだろうが、人生の意味はあるのだろうか。
株を購入することがきっかけで政治や経済の勉強をしたり、会社の経営の軌跡を目の当たりに出来るのは非常に良いことだと思う。
加えて懐が豊かになれば、これは嬉しい。懐が豊かになり、勉強したことが基礎になり、また次の有望な株を購入してさらに潤うという良い循環は望ましいが、そうした一連の活動が人生のメインになるのは、どうか、と思う。